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PS2時代は、あの劇場版を観に行くほど好きだった龍が如くですが、PS3にハードが移ったあたりから興味が薄れ、長らくその存在を忘れておりましたが、つい最近Twitterでオススメしていただいたのを契機にこの見参！と３を購入、とりあえず見参！をクリアーしました。

最初から結論をいいますと、個人的にはこの龍が如く見参！が最もゲームとしてもシナリオとしても最良の龍が如くじゃないかと思います。

良くも悪くもヤクザという裏社会が舞台で、陰鬱としたストーリーと、後付感バリバリの続編展開が、まるで連載を無理やり続けさせられる人気漫画のような趣の本編とは対照的に、宮本武蔵や佐々木小次郎という歴史上の有名人を、フィクションとして程よく龍が如くの世界観と混ぜ込んで、且つストーリーや世界観も時代劇風によく再現されていて、歴史娯楽エンターテイメントとして確立しているのがとにかく立派だと思います。


桐生ちゃんの衣装も、絶対見参！のものが格好いいです。

こういう、よく出来てるなあ！とか、夢があるなあ！というシナリオ、すごく素敵だと思います。
作品のコピーで、桐生一馬之介、またの名を宮本武蔵！とか書いてあって、最初はちょｗｗｗｗとか思いましたが、プレイしていくうちに、なんとなく納得出来るストーリー展開で、とてもよかったと思います。また、佐々木小次郎との因縁も、物語の上での解釈としてなかなか面白い展開で、感心してしまいました。

また、これは３との比較になりますが、とにかくメインシナリオをすすめるだけでも、割とどうでもいいイベントも強制的にこなさなきゃいけない３と違い、きっちりメインはメインとして、本筋だけ消化すれば話は進むというスタイルも遊びやすくてよかったです。

また、龍が如くといえば豊富なミニゲームですが、見参！でも内容はとにかく、いろいろ多彩に遊び要素があり、好みに合わせて遊ぶことができるのもｇｏｏｄです。
個人的にこれだ！というほどはまったものはなかったんですけど、そこそこどれも遊べる内容だと思います。


PS3で初めて出た龍が如くということもあり、あまりグラフィックが綺麗じゃないとよく言われておりますが、最近の洋ゲーなんかと比べると、さすがに見劣りするものの、十分綺麗で大画面でも大丈夫でした。

不満としては、オープニングやエンディングの挿入歌のセンスですね。
なかなか良かったなあ！という感じで話が終わった後に、ケツメイシが流れたときは思わずこけちゃいました・・・・。



オープニングもなんでHIPHOP・・・いや、演歌にしろとは言いませんけど・・・。


いろいろ書きましたが、本編よりもおすすめできる稀有な番外編だと思います。ヤクザの抗争に興味はないけど、時代劇には興味がある人にはすごくおすすめです！

ただし、トロフィーはないけどねｗ

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