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だめな大人ですか?いいえ、誰でも。
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ダウンロード版を購入した、Best版のダンガンロンパをようやくクリアしました!
全6章。何度かゲームオーバーになりつつも、リトライしつつプレイ時間は15時間程度でした。
いやー面白かった!純粋にオリジナルタイトルでテキスト主体じゃないようなアドベンチャーで面白かった!と高揚感に包まれるゲームって最近なかったので嬉しかったです。

PSPの性能限界を上手に利用した2.5D表現(移動はポリゴン、キャラクターはモノリス状の板にテクスチャという表現で統一されている)は独特の雰囲気を演出してますし、本作のタイトルになっているほどのウリである、学級裁判において相手を論破していく楽しさは、単にテキストを読み進める以上のゲーム的な楽しさを演出してくれました。
学級裁判における、相手を論破していくシステムは、感じとしては、逆転裁判の相手の証言の矛盾をつく「異議あり!」のアレにとても良く似ていますね。
しかし、本作においては、議論の矛盾を正しい意見を弾丸に見立てて撃ち込み破壊=論破という視覚的にも分かりやすい演出が施されていたり、マシンガントークバトルでの音ゲー的な要素や、閃きワードの穴埋めではシューティングの要素などがあったりと、単調になりやすいこの手のジャンルにおいて、様々なアイディアで楽しませてくれました。

とはいえ、それらの新しい試みの要素は、単調化を防ぐ役割こそ果たしていますが、コミックによる事件の全貌再現であるクライマックス推理以外は、演出上の必然性はあまり感じることができず、面白さに昇華できていないところが多少気になりました。
また、製作者が「伝えたい」、あるいは「答えて欲しい」正解が非常にわかりづらい場面も何度かあり、結局総当り的になってしまうことが何度かあって、その辺のバランスの難しさも感じました。

ただ、それらの気になる部分を覆い隠してしまうほどに先が気になるシナリオ展開や、敵も味方もキャラクターが魅力的であり、とにかく彼らがどうなってしまうのか、先に進めたいから諦めないでがんばろう!という情熱を掻き立ててくれるのはすごいとしかいいようがありません。
とにかくモノクマの声(大山のぶ代氏)とセリフのインパクトがすごいです!あとラスボスの声優さん(豊口めぐみ氏)の性格(?)の使い分けがやっぱりすごい。いやーすごいすごいいってますが、実際に聞いてみると、本当に圧倒されてしまいますよ!
アドベンチャーの肝って、やっぱりシナリオとキャラクターデザインだと思うんですが、そこに声による魅力も今回は上手いこと乗っかっていて、非常に巧妙だなあとうならされました。


とにかく、近年のアドベンチャーでは、稀に見る良作ではないでしょうか。
未プレイの方は、機会がありましたら是非、プレイして見ることをお勧めします(・∀・)




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