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だめな大人ですか?いいえ、誰でも。
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感謝とお詫びのパッケージの特典で、PSN+の一ヶ月限定会員になったところ、今月の会員限定サービスで、たまたまXBLAでも気になっていた「LIMBO」が安くなっていたので購入、お盆休みを利用してプレイ→クリアしました。

LIMBOとは、Yahoo辞書で調べてみると、天国と地獄の中間の場所とされ、洗礼を受けなかった幼児やキリスト降誕以前に死んだ善人の霊魂がとどまるとされています。
その名の通り、ゲームの雰囲気はモノトーン一色で、BGMらしいものも殆ど無く、そのあやふやで極端な色彩や多くは語らない・・・(というか、ゲーム中に一切文字情報が出てきません。)けれど、洞察していくととても深い味わいがあるシナリオが楽しめます。
プレイ時間は、個人差はあるでしょうが1周5時間程度と少なめ。

やれることは簡素です。走ること、ジャンプすること、モノを引っ張ったり押したりすること・・・それくらい。ゲームとして大別するならアクションパズルということになると思います。プレイヤーは、エリアごとにあるトラップやギミック要素を、前半はいろいろ考えつつ・・・後半は、タイミングを図りつつw超えていくことになります。
そして、何よりこのゲームに色合いを与えているのは、その死の描き方にあるかと思います。

このゲーム、とにかく主人公はよく死にます。いや、それは私が下手だからなんですけれど、とにかく即死トラップの宝庫。死んで覚えてなんぼのゲーム性です。トロフィーに、死亡回数5回以下でクリアっていうのがあるんですけど、取れる気しません(^_^;)
それくらいよく死にます。

しかし、それでもプレイを続けるのは、リトライポイント(死んだ後の復活地点)が絶妙なのと、その死に様の美しさというか、リアルさにあると思います。
高圧電流に触れれば感電し、巨大なのこぎりに触れればバラバラにされ、マシンガンに撃たれれば蜂の巣になります。それも非常にあっけなく、あっさり死にます。凄く痛そうだし、なんだかすごく心が痛みます。でも、すぐに復活して、何事もなかったかのように再挑戦できるんですね。

全然難しくて、もうだめだ-ってなるちょっと手前くらいの難易度も心地よく、詰まる→考える→うまくいって先に進む→快感といった具合に、ついつい先に進めた喜びに味を締めてどんどんプレイしてしまうのも、ゲームの設計の上手さに感心させられます。
ゲーム性としては非常に単純で、昔からよくあるプリンス・オブ・ペルシャなどとそう変わるものではありませんが、圧倒的な作り込みによる雰囲気作りが、このゲームを非凡なものにさせています。

1000円程度なら十分楽しめる内容です。ボリューム不足が結構指摘されてますが、これで単純に長いだけのゲームよりは全然内容が充実してると思います。
まさにダウンロードゲーム向け、といえるんでしょうね。トロフィー回収のために、もう2周くらいはしないとなあ。



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