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だめな大人ですか?いいえ、誰でも。
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前から見たかった劇場版天元突破グレンラガン紅蓮篇と螺巌篇をレンタルで借りてこられたので、ようやく視聴。
前提として、テレビ版はリアルタイムできっちり見ている上での感想になりますが、どうせ総集編なんでしょ?という思い込みを次元の彼方へ吹っ飛ばす出来で、大変感動してしまい、思わず感想を書かずにはいられない気持ちになってしまいました。まさに胸熱!(意味違う)

TV版が、なにか足りないけど、伝えたかった、描きたかったことはとりあえず詰め込んだ!という荒削りな佳作というならば、劇場版2作は、(あくまでTV版を見ていたファンにとっては)全体を通してのブラッシュアップと、伝えたりない部分をたして、余分だった部分は思い切って切り離した、超名作に進化していました!!

グレンラガンという作品を、一言で言うならば「ドリルは男の魂。」そんなアニメ。
生まれた時から地下で生活する人間たちは、横穴を掘ることで自分たちの村を大きくし、家畜と湧き水で細々と生きながらえている。そんな世界。
主人公の少年シモンは、兄貴分の青年カミナと、ある事件をきっかけに地上の世界の存在を知って、自由を求めて旅に出る…しかし、地上世界は螺旋王が統治する獣人の世界だった・・・!
と、書いててまさに少年漫画の王道のような展開ですね。
しかし、グレンラガンのすごいところは、真っ直ぐなところ。真っ直ぐで言うところを恥じずにひたすら前へ進もうとあがく物語だということ。
ドリル=螺旋力という考え方が相当強引なのに、なんだかすごく納得させられる力強さがあり、地下という穴の中の閉じられた世界から、舞台は地上、月、ときて宇宙、全銀河とスケールがどんどん大きくなることも相まって、とにかく今、自分はとんでもない物語を目の当たりにしてるんじゃないだろうか!?という錯覚すら覚えます。

前編の紅蓮篇では、主人公シモンが兄貴分のカミナとともに地上にあがり、仲間を得ながら螺旋王打倒を目指し、螺旋王四天王を倒すところまでが描かれています。シモンが独り立ちするところまでですね。
紅蓮篇は、キタンやグレン団の主要メンバーが仲間になるあたりのくだりに、あからさまな総集編的編集があるものの、後半はTV版には登場しない新メカ、新展開をしつつ間延び感の強かった四天王戦をひとまとめに括り、完全新作でまとめ、物語のキーワードはきっちり抑える、というえらく手間がかかってるのがわかる内容となっています。

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後編の螺巌篇は、見ていて圧倒されるシーンの連続。上には上の、さらにその上の、それよりもまだ上の、という具合に天井知らずでどこまでもスケールの大きな話になりつつも、結局ドリルは俺の魂だ!!で解決する、という一見ハチャメチャなのに、何故か納得できてしまう、そしてそれがTV版以上に丁寧に要点だけ搾って伝えてくるので、もう全編クライマックスの連続といった趣。おまけにTV版で抑えられていた(?)大人版ヨーコの過剰とも言える肉感的な超ダイナマイト(死語)ボディのリアルな揺れに、劇中のキタンじゃないですが、「このおっぱいがないと始まらない」状態になる管理人(^_^;)
おまけに今まで見えそうで見えなかったものがついに力強く描かれて感動するなど、自分の阿呆ぶりを堪能できる描写もあって、おおよそグレンラガンで求めていた全ての事を、描ききっていると言っても過言ではないでしょう。
製作者が、「やりきった!!俺、やりたい事全部やった!!」といってるのが伝わってくるようでした。
いきなり劇場版から見ても伝わるか微妙な内容ではあるものの、TV版を知っているなら間違いなくおすすめ。近年稀に見る満足度の高いTVアニメの劇場版でした。
来週公開のマクロスFのサヨナラノツバサもこのくらいの超弩級なクライマックスになってほしいものですねー。


最後に。TV版も可愛かったですが、劇場版は更に可愛かったニア。最終版の大人ニアをどこか立体化してくれないものか…。アニキは決定版とも言えるのが出てますが、シモンはまだないので、大人シモンの立体化とともにお願いしたいなあ。


 

 

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