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宇宙ショーへようこそ 【通常版】 [Blu-ray] 宇宙ショーへようこそ 【通常版】 [Blu-ray]
石浜真史

アニプレックス 2011-02-09
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宇宙ショーへようこそを見る。
のどかな田舎に暮らす5人の子供たちが巡り合う、出会いと壮大な冒険を描くスペースファンタジー!!ということなのだけど、劇場で予告を何度か見た覚えはあるけれど、ほとんど前情報一切なしに見ました。
ま、見た理由は友人の妹が美術に参加してると聞いたからなんですけど(*_*;
 
で、本編。
作画もかなり力が入っていて、背景なんて絵画のように美しい。どの場面も非常に丁寧に作られているし、子どもたちの個性がきっちり書き分けられていて、感情移入も容易。
でも、なにか物足りない・・・。何が足りないのかなあ?と思ってたら、ジュブナイルでありながらヒーロー不在なところなんでしょう。
 
役割で言えば、宇宙わんこのポチがヒーローのポジションなんでしょうが、どうもパッとしないし、肝心なところで活躍しない。では、肝心なところで活躍し、ヒーロー願望の強い夏紀がヒーロー足り得たかといえば、最後の最後までモヤモヤしていて、個人的には消化不良でした。
彼女の最後の独白シーンは見ごたえがあるし、あそこで納得してしかりなんでしょうが、そこに至るまでの心理描写がいまいち弱いと感じました。
 
また、丁寧なのはいいんですが、如何せんアニメ映画で2時間ごえは長すぎると思います。
あと30分くらい縮めて、完結にしても良かったんじゃないかと思うんですよね・・・。
それに、夏紀や周ちゃん、ポチのことは非常に丁寧に描いていますが、他の3人、特に年長さんの清と彼に憧れる倫子は後半ほぼ空気で、かろうじてUFO好きの康二の、バイト先で知り合ったインクとの初々しい人間関係にホッコリできて、これぞジュブナイル的な感慨に浸れるくらいなのは非常に惜しい。せっかくわかりやすい人間関係を書き分けてるのに、エピソードが足りないのは非常に惜しいと思います。
 
 
とはいえ、総評的には非常に完成度が高い佳作だと思います。
派手さはないものの、アニメーションが好きな人なら万人におすすめできる良作ではないでしょうか。
 

 

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