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Xbox360ユーザーとしては、はずせない作品HALOレジェンドがついに発売-。我が家にもブルーレイ版が到着しました-。
ブルーレイで見るマスターチーフというのも、何というか・・・まあしょうがないんだけど複雑な気分ではありますねw

そんなわけで、本編はいずれも日本の名高いアニメーション制作スタジオで制作された全8編のオムニバス。
制作会社によって、かなり毛色が違う非常にバラエティにとんだ作品が楽しめます。
そんなわけで、各エピソード毎の感想など。


◆エピソード1&2 【Origins Part1 & Part2】 (by STUDIO 4℃)
スタジオ4℃といえば、古くはスプリガン(1998)やマインドゲーム(2004)、鉄コン筋クリート(2006)など、どちらかというと直球と言うよりはシュート、シンカーな感じの作りで、アクが強い作品が多いのが特徴と個人的には思っておりますが、このOriginsでは、割と個性を出さずに淡々とした静かな作品を作っています。
むしろ、ゲーム本編でも直接深くは語られていないフォアランナーについて深く説明されているという点において、HALOという作品的に非常に重要なウェイトが置かれているエピソードといえるのではないでしょうか。

まあ、その分最初から最後までひたすらコルトナがフォアランナーについてモノローグ的に説明してくれるだけなので、面白いかと言われると・・・正直微妙だし、2編も割く意味あるのか?と思わずにはいられない感じですね。(汗


◆エピソード3 【The Babysitter】 (by STUDIO 4℃)
こちらもスタジオ4℃作品ですが、先ほどとは打って変わって会話シーンがちゃんとあるよ!(ぉ
そして、個人的に今回のオムニバスの中で一番気に入ってるのがこの話。
何がイイって、ギャップです。

このストーリーではキーとなるスパルタンの存在と正体。昔から日本人の作るゲームとかではよくある手法とはいえ、それがスパルタンでやられると結構新鮮だったりします。
通常の兵士から見るスパルタンのすさまじい戦闘能力も見ることができるのもポイント。
また、キャラデザインもギャップを大きくさせていて、非常にクオリティの高い完成度になっています。

◆エピソード4 【Prototype】 (by bones)
ボンズといえば、ラーゼフォン(2002)が大好きでした。
と、いうかそれ以外はビバップの劇場版くらいしかみたことがないのですが、今回もアニメーションのクォリティーは、群を抜いてすばらしいです。
さて、肝心の中身ですが、これまた日本人らしい解釈の、フルアーマーチーフが印象的な作品。話の筋はありがちすぎてあまり見るべき処はないですが、重要なのはスパルタンのプロトタイプ的なアーマーのデザインのカッコヨサと、戦闘シーンのド迫力!!

今回のオムニバスでは、戦闘シーンがカッコイイ作品が何作かありますが、1対多数での銃撃戦ではこれが一番かっこいいです。文句なし。
オチも風刺が効いていてイイです。ただやっぱり根幹のストーリー性がありがち過ぎなのが・・・。

◆エピソード5 【Homecoming】 (by Production I.G)
制作は、Production I.G。説明不要ですね。今回のスタジオの中では、地味に東映につぐ古参。
セガマニアはみんな大好きな「赤い光弾ジリオン」(1987)のアニメ版を制作したのもこの会社です(たとえが悪いですねw)
他は、エヴァの旧劇場版とかでテロップをよく見た人も多いのでは。

エピソード的には、スパルタンがどうやってスパルタンになるのか、そしてスパルタンはみんなチーフみたいな完璧超人なのか、という疑問への一つの解答のような内容です。
悪くはないし、十分テーマも狙い通り描けてるんだけど、どうもキャラデザインがなあ・・・惜しいなあという(ぉ

◆エピソード6 【Duel】 (by Production I.G)
水彩画のような独特なタッチで描かれる異色作。
内容は、ずばりタイトル通りの決闘がメインですが、エリートにも当然ですが女性がいることにびっくりしましたw
あと、戦闘シーンも絵柄のせいか非常に独特な間が効いた演出となっていて、思わず引き込まれること必至。
ただ、テンポ良く進みすぎて、戦闘シーンのカッコヨサが今一歩伝わらないのが個人的には残念かなあ。

◆エピソード7 【The Package】 (by Shinji Aramaki)
制作に名前がある荒牧伸志氏といえば、メカデザインナーとして有名なお方なんですが、今回のエピソードではそのメカの人っぷりを遺憾なく発揮してくれています。今回の中で唯一のCGアニメ。
そのせいか、マクロスFやプロジェクトシルフィード(360)なんかを思い出させる宇宙船バリバリなアクション大作になっています。
本編のゲームと最も近い絵柄といえるためか、妙に安心感があるし、内容的にもゲーム本編を意識した要素がいくつもちりばめられているせいか、アニメを見てると言うよりは、ゲームのステージ間ムービーを見てるような印象を受けてしまいました。

◆エピソード8 【Odd One Out】 (by TOEI ANIMATION)
東映アニメーションといえば、日本のアニメを黎明期からずっと支えるまさに日本を代表するアニメスタジオです。
ここで作られたアニメを見たことのない日本人は、まずいないと言うほどの有名作をいくつも作ってるんですよね。
しかし、今回のHALOレジェンズでは、唯一のお笑い担当のトンデモ作品を作ってくれてます。本当、潔すぎるだろう!と思わずいってしまうような自らのアニメスタジオの歴史を詰め込みました!的な流れには感動すら覚えます。これは必見ですね。とりあえずレンタルでみてもいいので、HALOという世界とのギャップを楽しんでくださいとしか言いようがないですw

さて、とりあえず8編の作品を紹介したんですけど、ここまで書いて、本編が3部作の続き物作品の外伝的なものをオムニバスのアニメでっていう作りは、まさにアニマトリックスそのものですね(汗
個人的にはクォリティの高さからいっても、何度も見れるのはマトリックス本編よりもアニマトリックスの方だと思ってしまう自分はきっと少数派w

毎度、こういうオムニバスものを見ると思うのですが、HALOという作品は本当に懐が広いんですよね。
いろんな解釈を受け止められる。
東映のHALOと、スタジオ4℃のHALOの温度差がすごすぎて笑うしかないと言いますかw
でも、みんな結構ノリノリで作ったんだろうなあという、個性が出てて非常に楽しめました。
halo、もっかい最初からやってみるかなあ~。

 

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