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<これまでの歩み>

迷宮日誌 その0「結成!久遠小隊」
迷宮日誌 その1「ゆっくりと第一歩を踏み出し、素早く引っ込める」
迷宮日誌 その2「女子高生グループ失踪事件の巻」
迷宮日誌 その3「地下婚活パーティ阻止指令の巻」



●ブラッドサンプル収集の開始
前回、アイオンの婚活パーティ会場への潜入を行い、結果的に有耶無耶になったとはいえ、NPO法人アイオンをを壊滅させることに成功した久遠小隊。ようやく戦力的にも、まともになってきた感がでて、小隊内でもエクス隊員としての自覚が芽生え始めている様子。

そうして、パーティ会場で回収した、「ブラッドサンプル」が特殊なものであったことから、都内各地のアビスでも同様のサンプルを回収することが次の任務に。その数は、全部で13。

武「13ってすごい多いなあ。」
沙「確かに、良い数よね。しかも、いけるようになったアビスも、厄介そうなのが多そうだし・・・」
薙「とりあえずどこから攻めようか、作戦立てましょう。事前の情報によると、サンプルを入手する度に、敵のレベルが+1されるみたいだから」
武「ブラッドサンプルは、どういう感じで収集するんだ?」
汰「攻略wikiによれば、全部のブラッドコードにボスが絡むわけではないようだ。拾えるものも何種類かはある。」
武「だとすれば、やはりボス戦が絡むものから先に倒して行かないと、レベルキャップのこともあるし、有利にすすめるためには、攻略の順番を考えることが先だな。」
汰「ああ。優先すべきはボス戦だ。」
栞「な、なんだか今回はすごく真面目だね・・・みんな(^_^;)」


久遠小隊でも話題に上がったように、ブラッドサンプルのうち幾つかは、ボスと絡まずに入手することが可能ですが、入手する度に敵のレベルが上がることを考えると、さっさと強いボスから倒してしまうのがいいということになり、攻略wikiを参考に、巡る場所は以下の順となりました。


不忍プリズン→遊霊病棟→エリア815→葵神宮→神楽川閉鎖区→残り



●今はいらない子
次の目標も決まり、俄に士気があがる久遠小隊。レベルキャップ15の解放を前に、問題になってきたのは、久遠小隊の今後の戦力について。
現在の久遠小隊の編成は、

前衛:武/戦、戦/射、王/武
後衛:召/聖、聖/魔、学/魔

と、比較的バランス重視の構成になっています。
しかし、ここまで戦ってきて各々の感じてる感想として、火力が足りない、というのが実感としてありました。

栞「厳しいね・・・敵の攻撃力もどんどん大きくなっているし・・・長期戦には向かないと思うんだ。」
万「スキルを使うことで、ある程度楽に狩れるとはいえ、スペルコードよりも、直接攻撃が強いようだし、直接攻撃をする戦力がもう一人いてもいいかもしれないわ・・・」
武「・・・・とすると、短期的に火力を集中放出でき、且つ後衛職となれば・・・」
薙「射術士・・・かな、やっぱり。」
汰「だな。しかし、ブラッド毎にレベルアップできるとはいえ、ステータスまで振り直せるわけではないじゃないか。後衛の誰かを射術士に変えるというのは、あまり有効とは言えんぞ」
武「・・・」
万「・・・」
薙「・・・」
沙「そう・・・ね。みんな、それはわかってる。」
栞「・・・」
汰「じゃあ、ちょっと具体的に考えてみよう。後衛のうち、優先度で考えれば、先生の学術士は絶対必要だし、回復役の栞や俺も必要だろう。あえて言うなら、回復がサブブラッドでしかない・・・・お、俺・・・・が、いらな・・・い・・・・・・・・・・・・・?ええっΣ(゚д゚lll)ガーン!?」


汰一に皆の視線が集まります。
レベルが低いうちは、火力的にもあまり期待できず、要のティルトも成功率の低い召喚士は、現時点でのPTでの扱いが非常に曖昧で、いわばPTのお楽しみや個性を演出する「お遊び隊員」となっていたのです。
確かに、回復薬の補助要員として、そこそこの働きはしていたものの、ファストユーズなどでアイテム回復を駆使すれば学術士でも回復役はこなせてしまう・・・というのが、久遠小隊で出した結論でした。

加えて、話し合いの結果、最初に向かうこととなった不忍プリズンには、水中階層もあり、スペルユーザー自体が必要性を低くしてしまう、ということもあり、次回のレベルキャップである27まで、一時的にゲスト隊員を久遠小隊に招く、ということになりました。

武「・・・一時的な措置だ。27キャップの時に、汰一のレベルは一気に上げるので、これでサヨナラというわけじゃ・・・」
汰「いいんだ武・・・俺は、この世界線でしばらくまともな学生生活を謳歌しておくよ。俺の力が必要になれば、いつでも呼んでくれ」
栞「汰一ちゃん・・・」
万「有坂くん・・・」
汰「さ、絵里とデートでもいってくるかなー!'`,、('∀`) '`,、」
武「・・・・(すまん汰一・・・)」



笑顔で手を降る汰一。それを見送る、目に涙を浮かべた残りの隊員たち。コレまで苦楽を共にしてきた仲間との束の間の別れ・・・。
そんなわけで、一時的に汰一は久遠小隊を離れました。
変わって召集された射術士。それは・・・




マ「一時的ではありますが、ご厄介になります。私のことは、どうぞ、マァリンとお呼び下さい」



武「美少女キタ━(゚∀゚)━! ヽ(´ー`)ノバンザーイ」




万「・・・orz」
薙「・・・┐(´д`)┌ヤレヤレ」
栞「やっぱりこういうオチなのね・・・」




こうして、射/戦のマァリンが、久遠小隊のPTに一時的に加入することとなりました。


しかし、それは、これからはじまるブラッドコード収集と言う名の地獄の始まりでもありました・・・。



注:当初、拳/聖を予定していたマァリンですが、後衛で肉弾戦闘員が必要ということになり、射/戦に変更となりました。モンクのマァリンの活躍を期待していた皆様申し訳ございませんm(_ _)m


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